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銀のスプーン

幼い頃の君は銀のスプーンが好きでした。時おりポケットから出しては、逆さまに映る自分を眺めていたね。躓いて転んで悲しくなった時も、しばらくすると君は、銀のスプーンを眺めてニッコリ笑っていました。

『逆さまに映るスプーン』

つまりあのスプーンは、悲しい事が楽しく映るスプーンだったんたね。



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